予防診療
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虫歯が出来る大きな原因の一つは食生活の乱れ
私が大学歯学部を卒業した1983年ごろ、むし歯を防ぐのは「歯磨き」と言われていました。そのため、歯科雑誌には、歯磨きの仕方や歯ブラシの形について様々な意見や実践報告が載っていました。
しかし、どんなに歯磨きを頑張ってもむし歯ができてしまう人は、少なくありませんでした。むし歯のなりやすさの原因は人それぞれです。
逆にむし歯ができにくい人は、
- 食生活のリズムが規則正しい人
- よく噛んで食べる人
- 唾がたくさん出る人
- 歯にフッ化物の応用をしている人
- 丁寧にお口のケアをしている人
です。
「歯磨き」は大切ですが、それだけではむし歯は防げないのです。お腹がすくとコンビニなどで食べ物、飲み物を口にできる時代ですが、この食生活の乱れが、むし歯ができる一つの原因です。
キシリトールについて
キシリトールは、苺などに多く含まれる天然の甘味料です。キシリトールとむし歯予防の関係については、世界中で研究がなされています。キシリトールがむし歯を防ぐ力があると考えられています。
キシリトールを効率的に使用するには、毎食後にキシリトールガムかキシリトールタブレットを5分間口にすることです。とりわけ現代人は食事時の噛む回数が減っていますので、小学生以上であれば、キシリトールガムを噛むことが有効です。